広島県府中町にある藤東クリニック。その一角に、訪れる人の心と体に、穏やかな時間と食の喜びを届ける特別な場所があります。レストラン「Porte Bonheur(ポルト ボヌール)」です。フランス語で「幸福の扉」を意味するその名には、お食事をされる皆様に幸福が訪れるようにという、温かな願いが込められています。
光と花々が彩る、心安らぐ空間
レストランに足を踏み入れると、いわゆる医療施設のイメージとは一線を画す、洗練された空間が広がります。まるでホテルのラウンジのように落ち着いた設えで、大きな窓からは柔らかな陽光がたっぷりと差し込み、空間全体を明るく照らします。
テーブルや店内を美しく彩るのは、季節ごとに選び抜かれた旬の生花です。春の桜、夏の紫陽花、秋の菊、冬の椿など、専任のスタッフが手掛けるダイニングデコレーションが、お食事の時間をより豊かに演出します。生花のほのかな香りと優しい色合いに包まれながら、日常を少し忘れ、ゆったりとした時の流れを感じていただけることでしょう。五感を通じて安らぎを届ける、クリニックの想いが込められたおもてなしです。
シェフの想いが宿る、季節を映した一皿
「Porte Bonheur」の料理は、経験豊かなシェフが、その季節に最も輝く旬の食材を厳選し、一皿一皿、心を込めて作り上げています。「食の安全安心」を第一に、素材の持ち味を最大限に引き出した、体に優しい美味しさを追求しています。
四季の恵みを映した料理は、味わいはもちろん、見た目にも美しく、食べる人の心と体を穏やかに満たします。アレルギーへの配慮や、お一人お一人の体調に合わせたメニュー調整も細やかに行い、誰もが安心して食を楽しめる環境が整えられています。
家族の絆を紡ぐ、かけがえのない「御祝会席」
ご出産という大仕事を終えられたお母様と、新しいご家族の門出を祝う特別な時間。その大切なひとときを彩るのが、レストランで提供される「御祝会席」です。このお祝い膳は、ご家族様と一緒にレストランのテーブルを囲んでお召し上がりいただけます。
誕生したばかりの新しい命を囲み、プライベートな空間でゆっくりと味わう、日本の四季を凝縮したかのような会席料理。それは、頑張ったお母様への心からの贈り物であり、ご家族の新たな歴史に刻まれる、温かな思い出の一コマとなるはずです。
食は医療の一部。女性の人生に寄り添う想い
藤東クリニックがこれほどまでに「食」を大切にするのは、「女性のライフサイクルに寄り添った医療」という確固たる理念があるからです。体の健康だけでなく、心も健やかであってほしい。そのために、医療施設としての機能性はもちろん、心の安らぎにつながる空間づくりや、日々の活力となる食の体験といったホスピタリティを追求しています。
「Porte Bonheur」での一食は、単なる食事ではありません。それは、心と体を癒やし、明日への活力を育む、藤東クリニックが提供する医療の一部であり、穏やかで優しい時間そのものなのです。