師走 ― 聖なる白、あふれる愛。

街が慌ただしさを増す師走。冷たく澄んだ空気が、温もりの愛おしさを教えてくれる季節です。2025年の締めくくり、藤東クリニックが贈るのは、ただの食事ではありません。
それは、命を懸けて新しい光を産み出した母と、その奇跡を見守るご家族へ贈る「食の聖譚曲(オラトリオ)」
病院食の常識を覆す、“衝撃の美食体験”がここにあります。

献立 ― 奇跡の冬景色を食す

  • 前菜
    赤貝雪花菜和ゑ(おからあえ) 萵苣董(ちしゃとう)/才巻海老の香味揚げ/石垣小芋 辛子/河豚皮煮凝り/鯖小袖寿司/慈姑(くわい)煎餅/幸福玉子
    一皿の中に、冬の海と大地の宝石が散りばめられた“小宇宙”。
    驚くべきは、産院の膳に並ぶ「河豚(ふぐ)」の輝き。煮凝りとなった河豚の濃厚な旨味が口の中で解け、鯖小袖寿司の脂が幸福感を加速させる。レストラン名にちなんだ「幸福玉子」を口にした瞬間、訪れるのは言葉にならない安らぎです。

  • 造里
    鰤(ぶり)薄造り 土佐醤油 あしらい一式
    「寒鰤」の名に恥じぬ、白く輝く脂の芸術。冷たい海を生き抜いた鰤の身は、驚くほど甘く、そして強い。土佐醤油の香ばしさがその脂を優しく包み込み、噛み締めるたびに生命力が身体の隅々まで行き渡るのを感じるでしょう。

  • 煮物
    かぶら蒸し 銀餡 山葵
    蓋を開ければ、そこは雪国。真っ白な蕪(かぶ)がふわりと湯気を纏い、銀餡の輝きが幻想的な世界を描きます。スプーンを入れた瞬間の、雪解けのような柔らかさは感動的。山葵の清涼な香りがアクセントとなり、心まで真っ白に洗い流されるような“癒しの極致”です。

  • 強肴
    黒毛和牛ざぶとん炭火焼き/松葉蟹の和風グラタン/酢取茗荷/蓮根饅頭 蓮根チップ 旨だし/つるつる若芽
    「これが、クリニックの食事?」と思わず息を呑む、禁断の饗宴。
    一頭からわずかしか取れない希少部位「ザブトン」を炭火で焼き上げた芳醇な香りと、冬の味覚の王様「松葉蟹」を贅沢に使ったグラタン。陸と海の王者が、一皿の上で奇跡の出会いを果たしました。蓮根饅頭の素朴な温かさが、高まる鼓動を優しく鎮めてくれます。

  • 小鍋
    地鶏摘入れ 下仁田葱 豆腐
    とろりと甘い下仁田葱と、滋味深い地鶏の摘入れ。小さな鍋から立ち上る湯気は、まるで家族の団欒そのもの。身体の芯から温まるその味わいは、産後の身体への一番の薬膳です。

  • 飯物
    さつま芋の土鍋ごはん 香の物
    黄金色に輝くさつま芋は、大地の恵みの結晶。土鍋で炊き上げることで引き出された極限の甘みが、お米一粒一粒を抱きしめています。どこか懐かしく、涙が出るほど優しい味わいです。

  • 甘味・抹茶
    苺とピスタチオ大福/おうす
    フィナーレを飾るのは、伝統とモダンが融合した“食べる宝石”。甘酸っぱい苺と濃厚なピスタチオの意外なマリアージュが、新しい時代の幕開けを予感させます。最後はおうすで、凛とした静寂をお楽しみください。

設え ― 幸福の扉(Porte Bonheur)の向こう側

レストラン「Porte Bonheur(ポルト ボヌール)」に足を踏み入れると、そこは病院であることを忘れる別世界。
師走の寒さを忘れさせる暖かな陽の光、そして空間を彩る「季節の生花」によるダイニングデコレーション。花々の生命力と香りが五感を刺激し、食の感動をより一層高めます。
ここは、母となった女性が一番最初に訪れる「幸福の扉」。ホテルライクな非日常空間で、極上のリラックスをお約束します。

ご案内

2025年師走霜月の御祝会席は、ご家族様ともにお召し上がりいただけます。
「気軽さ」と「本物のホスピタリティ」が融合した藤東クリニックで、一生の思い出に残る“至福のひととき”をお過ごしください。
新しい命の誕生を祝うこの食卓が、皆様の未来を明るく照らす灯火となりますように。

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