如月 ― 春の足音、心温まる祝膳。

2026年、2月。
暦の上では春を迎えましたが、まだ寒さの中に温もりが愛おしい「如月(きさらぎ)」の季節です。
藤東クリニックが今月ご用意するのは、早春の息吹を繊細に盛り込んだ「如月の御祝会席」

新しい命の誕生という大仕事を終えたお身体に、優しく染み渡る滋味深い味わい。
静かな感動と共に、ご家族皆様で和やかなひとときをお過ごしください。

献立 ― 早春の彩りと滋味

  • 椀物
    天然鯛 清汁仕立て 梅人参 白髪葱 菜花 柚子
    蓋を開けるとふわりと立ち上る柚子の香りに、春の訪れを感じます。
    お祝いの席に相応しい天然鯛は、清汁仕立てで上品に。鯛の淡白ながらも奥深い旨味と、菜花のほろ苦さが調和し、産後のお身体を芯から温める優しい一椀です。

  • 前菜
    赤飯 刻み栗/百合根豆腐/海老の黄身鮨/鶏肝パテ バケット添え/子持ち昆布チーズ和え/茶ぶり海鼠/自家製 唐墨
    和の慶びと、洋の彩りを一皿に。
    お祝いの「お赤飯」には甘露煮の刻み栗を添えて。滑らかな「鶏肝パテ」や「子持ち昆布のチーズ和え」など、少し大人の味わいも織り交ぜました。手間暇かけた「自家製唐墨(カラスミ)」や「茶ぶり海鼠(なまこ)」は、噛みしめるほどに素材の良さが広がります。目でも舌でも楽しめる、繊細な盛り合わせです。

  • 造里
    旬魚盛り合わせ あしらい一式
    その時期に最も美味しい旬の魚を、料理長が厳選いたしました。
    冬の寒さで身の引き締まった魚介は、脂の乗りも良く、透き通るような美しさ。素材そのものが持つ力強い生命力を、シンプルにお召し上がりください。

  • 蒸物
    蓮根饅頭 華蓮根 生姜 芽葱 湯葉あんかけ
    もっちりとした食感が嬉しい蓮根饅頭を、とろりとした湯葉あんで包み込みました。
    生姜の風味がアクセントとなり、冷えた身体を内側からポカポカと温めます。蓮根の歯ざわりと出汁の優しい風味に、心がほっと解きほぐされる一皿です。

  • 強肴
    黒毛和牛炭火/鰤酒粕焼き/山菜の和風グラタン/若芽白糸/丸十レモン煮/筆茗荷
    香ばしさと旬の味わいを、贅沢に。
    炭火で丁寧に焼き上げた黒毛和牛の芳醇な香りと旨味。そして、酒粕の風味を纏わせた寒鰤(かんぶり)は、深みのある味わいに仕上げています。「山菜の和風グラタン」が春の芽吹きを添え、海山の幸をバランスよくお楽しみいただけるメインディッシュです。

  • 飯物
    筍土鍋ごはん 香の物 赤出汁
    土鍋で炊き上げる、季節の香り。
    蓋を開けた瞬間に広がるのは、初々しい筍(たけのこ)の香り。一足早い春の風味を、炊きたての土鍋ごはんでご堪能ください。お米一粒一粒に染み渡った出汁の味わいが、食事の締めくくりを豊かに彩ります。

  • 甘味・抹茶
    苺の小豆重 乳氷菓/おうす
    お食事の後は、心安らぐ甘味をどうぞ。
    旬の苺と小豆を合わせたお重に、さっぱりとした乳氷菓(ミルクアイス)を添えました。点てたばかりの抹茶と共に、静かな余韻を楽しむひとときを。

設え ― 幸福の扉(Porte Bonheur)が開くとき

レストラン「Porte Bonheur(ポルト ボヌール)」。フランス語で「幸福の扉」や「お守り」を意味するこの場所は、皆様に幸せが訪れるようにとの願いが込められています。

当院が大切にしているのは、女性の視点に立った心地よい空間づくり。
一歩足を踏み入れれば、そこはまるでホテルのような設え。病院特有の無機質さを感じさせないよう、温かな陽の光を多く取り込み、開放的でリラックスできる環境を整えています。
「気軽に来ていただける場」でありながら、特別な時間を演出する上質な空間で、日常を忘れ、ゆったりとお食事をお楽しみください。

ご案内

令和8年如月、季節の御祝会席は、ご家族様ともにお召し上がりいただけます。
女性のライフサイクルに寄り添う藤東クリニックが、心を込めてお届けする食と空間のホスピタリティ。
新しいご家族の始まりの場所として、温かな思い出の1ページとなれば幸いです。

皆様にたくさんの幸福が訪れますように。

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