冬のはじまりの食卓から、回復の力を
朝夕の冷え込みが増し、暦の上では立冬を迎えた11月。和風月名では「霜月(しもつき)」です。広島県府中町の産婦人科・藤東クリニックでは、ご出産・ご入院中の毎日のお食事も、併設レストラン「Porte Bonheur(ポルト ボヌール)」が心を込めてお作りしています。
産後のお身体には、しっかりとした栄養と、なにより「おいしく食べられること」が大切です。白菜、茄子、きのこ、人参——冬に向かっておいしさを増す野菜をたっぷり使い、湯気の立つ蒸し物やあたたかいスープで、お身体の内側からぽかぽかと。今月のお食事から、いくつかご紹介します。

湯気までごちそう、白身魚の蒸し物の御膳
木のトレーに、ごはんと汁物、主菜と小鉢たち。器のふたを開けるのが楽しみな、和の御膳です。
■ 白身魚と白菜の蒸し物 もみじおろし添え
草花の絵付けの器に、皮目の美しい白身魚と、くたっとやわらかくなった白菜、しめじを重ねて蒸し上げました。黄色い小菊と青ねぎ、ほんのり赤いもみじおろしをのせて。小さな器のたれをかければ、さっぱりとした味わいに。湯気までごちそうの、冬のはじまりの一品です。
■ 牛肉の野菜巻き
人参やいんげんなどの彩り野菜を、お肉でくるりと巻いて焼き上げ、照りのあるたれをからめました。切り口からのぞく野菜の色がかわいらしく、食べごたえも十分な小鉢です。
■ 茄子の煮浸し 紅葉を添えて
とろりとやわらかく煮含めた茄子に、赤と緑のグラデーションが美しい紅葉のかたちのあしらいを添えて。お出汁がじんわりしみた、やさしい味わいです。








彩りいっぱい、蒸し鶏のサラダ仕立ての御膳
「今日は洋風の気分」——そんな日のお楽しみ。彩りあざやかな、もうひとつの御膳です。
■ 蒸し鶏のサラダ仕立て 半熟卵添え
しっとりやわらかく蒸した鶏肉を、たっぷりの千切りキャベツの上に。トマト、きゅうり、とろりと半熟の卵、かいわれを添えて、黄色い菊の花びらを散らしました。たれをからめて、さっぱりといただけるメインです。
■ 豚肉とにらの卵炒め
豚肉とにらを炒めて、卵でふんわりととじました。藍の唐草模様の器に、ごはんがすすむ、ほっとする味わいです。
■ きゅうりと薄切り野菜のサラダ
シャキシャキのきゅうりと薄切りの野菜に、まろやかなソースをたっぷりと。ガラスの器で、食卓にさわやかなリズムを添えます。
■ 人参のスープ
細く切った人参が浮かぶ、透きとおったあたたかいスープ。カップを両手で包めば、ほっとひと息つけます。










3時のおやつは、抹茶色と小豆の二層仕立て
入院中のもうひとつのお楽しみが、毎日のおやつの時間。11月のある日のおやつは、Porte Bonheur特製の、緑と小豆の二層のお菓子でした。
やさしい抹茶色の層の下に、つややかな小豆の層を重ねて。上には「PORTE BONHEUR」のチョコレートプレート、手前には色づいた紅葉の葉をひとひら。黒いお盆に温かいお茶とおしぼりを添えて、午後のほっとひと息を。




毎日の「おいしい」が、回復の力に
御祝会席のような特別なお膳だけでなく、毎日の朝・昼・夕のお食事とおやつにも、同じだけの心を込めて。それがPorte Bonheurの変わらない想いです。食の安全安心をモットーに、その季節にいちばん美味しい食材を選び、産後のお身体と心に寄り添う献立をお作りしています。
藤東クリニックでのご出産を考えられている方は、ぜひ他の月のお食事もギャラリーでご覧ください。毎日の「おいしい」との出会いを、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。









