霜月のテーブルに、ぬくもり色と冬の緑
朝夕の空気がきりりと冷たくなり、暦の上では立冬を迎えた11月。和風月名では「霜月(しもつき)」です。藤東クリニック併設レストラン「Porte Bonheur(ポルト ボヌール)」のテーブルには、寒さが深まるほどうれしくなる、あたたかな色の花たちが並びました。今月のダイニングデコレーションは、赤・オレンジ・ピンクのガーベラとカーネーションに、冬の訪れを告げる針葉のような緑を添えたアレンジです。

「幸福の扉」を開く、四季折々の彩り
Porte Bonheurは、フランス語で「幸福の扉」。お食事をされる皆様に幸せが訪れますようにと願いを込めたレストランでは、お料理だけでなく、テーブルを彩る生花にも心を配っています。季節ごとの旬の花々が五感をやさしく刺激し、お食事の味わいをいっそう引き立てる——産後のお祝い膳やご家族との大切なひとときに、花のある風景をお届けしています。
今月の主役 ― ぬくもり色のガーベラと、カーネーション
10月に続いて、今月もガーベラが主役です。やさしいピンク、元気いっぱいのオレンジ、夕焼けのようなオレンジレッド、そして真っ赤な一輪。暖炉の灯りを思わせるあたたかな色が、寒い季節のテーブルをぽっと明るくしてくれます。ご出産を終えたお母様への「おつかれさま」と「おめでとう」を、ぬくもり色の花に託して。
寄り添うのは、フリルのような花びらが愛らしいカーネーション。頬を染めたような紅色の花、ふっくらとしたつぼみ、やさしいクリーム色の花と、ガーベラのまわりでいろいろな表情を見せています。




冬を告げる緑と、小さな脇役たち
今月のアレンジに欠かせないのが、細い針のような葉が重なる緑。冬の森を思わせるこの緑が、あたたかな色の花をいっそう引き立てます。黒と藍の花瓶には、白い花と、水色のまあるい花、ふくらみかけたつぼみ。青い水玉の花瓶には、真っ赤なガーベラに紫の蘭がゆらりと寄り添います。ひとつひとつは小さくても、集まると冬のはじまりのにぎやかな景色になる——そんな組み合わせの妙をお楽しみください。


器はおなじみの三つの顔 ― 生成り、青い水玉、黒と藍
ぽってりとした生成りのツートンの一輪挿し、藍色の水玉が愛らしい白い丸花瓶、そして黒い釉薬に藍が流れる花瓶。秋から続くおなじみの器が、季節の花を受けとめます。テーブルごとに違う組み合わせが並ぶので、「今日はどの花かな?」という小さな楽しみも生まれます。


「病院らしくない病院」が生む、安らぎの時間
藤東クリニックは、ホテルのような設えの「病院らしくない病院」を目指しています。ご出産という大仕事を終えたお母様が、ふと目を上げた先に花がある。それだけで、肩の力がすっとぬけて、お食事の時間が深いリラックスのひとときに変わります。花の彩りは、産後の心にそっと寄り添う、いちばんやさしいおもてなしだと考えています。
幸せを願うおもてなし
小さな一輪挿しに込めた、大きな「おめでとう」。11月のPorte Bonheurは、ぬくもり色の花と冬の緑とともに、皆様をお迎えします。ご出産・ご入院の際には、テーブルの上の小さな花たちに、ぜひ目を留めてみてくださいね。








