盛夏の食卓から、回復の力を
暦の上では秋を迎えても、日差しはまだ夏の勢いのまま。暑さで食欲がゆらぎやすいこの季節、出産を終えたおからだには、「おいしく食べられること」がなによりの薬になります。
広島県安芸郡府中町の産婦人科・藤東クリニックでは、入院中の毎日のお食事とおやつを、併設レストラン「Porte Bonheur(ポルト ボヌール)」がひと品ずつ手づくりでお届けしています。8月のお食事から、この日の御膳をご紹介します。

夏野菜がころころ、甘酢あんの御膳


木のトレーに、白い器を並べて。主役の一皿に、小鉢と冷たい鉢、温かい汁物とお茶を添えた、栄養バランスのよい御膳です。
■ お肉と夏野菜の甘酢あん

香ばしく揚げ焼きにしたお肉に、赤と黄色のパプリカ、ピーマン、ヤングコーン、南瓜――ごろごろの夏野菜を合わせて、まろやかな甘酢あんでまとめました。酢のさっぱりとした後味は、食欲がゆらぐ暑い日の心強い味方。彩りのにぎやかさに、目からも元気をもらえる一皿です。


■ 真薯のお出汁仕立て

小鉢には、ふんわりと蒸し上げた白い真薯。澄んだお出汁をまとわせ、クコの実の紅をひとつぶ。ふわりとほどける口あたりは、産後のおからだにやさしい、椀物仕立ての小さなごちそうです。

■ 冬瓜の翡翠煮

ガラスの器にひんやりと、翡翠色に炊いた冬瓜。お出汁を含んだ淡い緑が目にも涼しく、するりと喉を通ります。からだの熱をやわらげるといわれる夏野菜を、冷たい炊き合わせでどうぞ。

魚の旨みをまるごと、和の御膳



もうひとつの御膳の主役は、姿のままの白身魚。和の煮付けを中心に、洋のスープや冷たいマリネも添えて、和と洋をやわらかく行き来する構成です。
■ 白身魚の姿煮付け 豆腐添え

照りよく炊いた煮汁の中に、姿のままの白身魚と豆腐。白髪葱と針柚子、紅葉おろしにクコの実をあしらって、見た目にも料亭のような佇まいです。骨のまわりの身までしっかり旨みが乗った、魚のおいしさをまるごと味わう一皿。良質なたんぱく質は、母乳育児が始まるおからだの大切な土台になります。



■ 海老とアスパラガスの炒め和え

ぷりぷりの海老と、シャキッと歯ざわりのよいグリーンアスパラガス。彩りのコントラストが美しい小鉢は、あっさりとした味つけで、御膳の名脇役です。

■ トマトの冷やしマリネ

つややかな完熟トマトをスライスして、ひんやりとマリネに。ベビーリーフの緑を散らせば、赤いガラスの宝石のよう。さっぱりとした酸味が、御膳全体の味を引き締めます。

■ ロール仕立てのスープ

白い蓋物を開けると、湯気とともに現れる、こんがり焼き色のついたロール仕立ての一品。澄んだスープが具材の旨みをやさしく包みます。温かい汁物は、冷房で冷えがちな入院中のからだをそっと内側から温めてくれます。

3時のおやつは、ガトーショコラ

午後のお楽しみは、しっとり濃厚なガトーショコラ。ドライオレンジとベリー、ナッツを飾り、「PORTE BONHEUR」のチョコレートプレートを添えて――藍色の器に映える、カフェのような一皿です。

授乳や赤ちゃんのお世話の合間の、ほっとひと息。温かいコーヒーとともに、がんばるお母様の午後に小さなご褒美を。

毎日の「おいしい」が、回復の力に
特別な日の御祝会席だけでなく、毎日の朝・昼・夕のお食事とおやつにも、同じ心を込めて。旬の食材と手づくりの味で、出産を終えたおからだの回復と、これから始まる育児の毎日を、食卓から支えます。
藤東クリニックでのご出産をお考えの方は、ぜひ他の月のお食事もギャラリーでご覧ください。
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【2026年7月】夏の元気を、彩りの一皿から。
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ほおずきの灯りとともに、新しい命を祝う ― 2026年 葉月 御祝会席










